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とまあ、わき道にそれはじめたので

とまあわき道にそれはじめたので、布買いツアーに戻ってバティック工房P。ここでは、楽しいバティックをたくさん作っている。ロウ描きの女性はみな若い。ほかの地域、工房が比較的年齢の高い女性を抱えて、なんとなく低賃金タコ部屋を思い起こさせるのに対し、ここは明るく、人懐っこい雰囲気。カメラを向けるとはにかみつつも、できたら是非送ってねと屈託がない。経営者も女性。ほかに事業も経営しているそうで、都会的な感じを受ける。そのせいか、製品は、伝統的なモチーフをうまくいかした洗練されたものも多く、プライスパフォーマンスもいい。バティック買いの穴場だ。

この地域は、海が生活を支えてきたという経緯もあり、海に関係したモチーフが多い。海老、船、魚、海草などが図案化され、単色ないし2色で染められている。庶民性が強いバティックである。あまり複雑な模様がないせいか、下描きせず、布に直接ロウ描きしている。比較的太い線で手早く描かれたものは特徴的で、ここの製品だとすぐわかる。
綿もシルクもあるが、綿の安いものがお買い得。でも安いといってもそこは手描き。テーブルクロスにして繰り返し洗濯機で洗ってもへたれず、落ち着いたいい色になる。
シルク製品はそこそこだが、余白をうまくいかしたサロンなど、絵画的で面白いものもときどきある。もっとも、手描きする部分が少なく、ロウで伏せて染めるだけだろうから、地模様をびっしりと描きこんだものと比べれば簡単ではあるが。
手描きのものが中心だが、チャップ(型押し)やプリントのものもある。でもどれも平板で、買うという気を起こさせるものではない。手描きの安い綿バティックをたくさん仕入れよう。
ちなみにP工房のまわりのパオマン村でも盛んにバティックをつくっていて、P工房の値段を参考にして多少安く販売しているとのこと。

 
ティックを買いに行く(2) インドラマユ&ブロンガン篇

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