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ジャワ島北岸バティック買い捲りツアーも3日目、今日はチレボンを出発し、インドラマユを経てバティックの町プカロンガンへと移動する。
チレボンからインドラマユは約50キロ、車で1時間の距離。途中インドネシア国策石油会社プルタミナの巨大な石油プラントを右に見て、ジャカルタへの幹線道路を北へ分かれると、ネムの大木が黄色い花のアーチを作る田舎道となる。この美しいネムの木街道は何キロか続く。幹線道路の喧騒から逃れることができて、ほっとする。
そのまま直進するといつの間にかインドラマユの町に入っていた。明るく、落ち着いた港町。しばらく暮らすのも悪くないな。インドラマユという町の名前もいい。町の人は、語尾をゆっくりと、多少上げ気味に発音するのでやわらかな感じが伝わる。
INDRA-MA-YU、いい響きだ。
振り返れば、いままで、名前に惹かれて行った外国の町も多い。トルコ黒海沿岸の町トラブゾン、ビルマの首都ラングーン。サイゴン。そして上海。トラブゾン。ロシアンマーケットにロシアの秘宝がまぎれこんでいるかもしれない。サイゴン。黄昏の光のなかで、霜がビッシリついたマティーニグラスを片手に、小さな説を書く作家が葉巻でもくゆらしているかもしれない。そう思った。
そして上海。魔窟。耳に残るラングーンの響き。子供のころ、真空管ラジオから「気象通報の時間です。ラングーンでは南の風、風力2、天候は晴」などとNHKアナウンサーの声が流れていたような記憶がある
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