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バティック=ジャワ更紗の基礎知識
バティック(batik)は、「ロウケツ染め」(の布)を意味するジャワ語で、日本では「ジャワ更紗」として古くから親しまれてきた。
日本で「更紗」と呼ばれるものには、ジャワ更紗はもちろん、インド更紗、ペルシャ更紗、ヨーロッパ更紗、そしてそれらをまねて日本で作られた和更紗などがあり、製作技法としては、描き染め、木版捺染などの直接捺染法と、ロウ防染、糊防染などの間接捺染法がある。「更紗」に定義はないが、単に「木綿の染色布」、いってみれば「木綿の生地に様々な技法を用いて染められ、描かれた異国情緒あふれる模様染めの布」といったところだろうか。
ジャワ更紗=バティックの決定的な特色は、ロウ防染にある。ロウを布の両面に置き、幾何学模様や、動物、人物、花束などをモチーフに表裏同じに染め上げている。
1. バティックの様式及び産地
中部ジャワ様式(ジョグジャ・ソロ様式)
モチーフ 幾何学模様
色 ソガ(茶系)系で地味
ジャワ・スピリチュアル・バティック
ジャワ北岸様式(チレボン・プカロンガン)
モチーフ 草花、動物、海の生き物、人物、西欧童話、船、飛行機等
色 カラフル
異国情緒あふれる視覚的バティック
2. バティック製品の種類と本来の用途
サロン 100×200〜230cm
筒状に縫い合わせて腰に巻く
カイン・パンジャン 100×250〜270cm
腰に巻きつける
スレンダン(ストール) 50×200cm(綿)シルクストールは大判80〜100×200cm
3. バティック製作の工程
綿(絹)生地を下処理した後、チャンティンといわれる道具を使って手であるいはチャップといわれる銅版を使ってロウで線や模様を描き(ロウ防染)、染料の入った容器に浸して染める。染めを繰り返した後、脱ロウし、水洗した後乾かして完成。
4.素材
本来は綿生地だが、最近は絹素材も多い
5. 染め
現在つくられているものは、ほとんど化学染料で染められているが、一部草木染めも復活している。6. クオリティーとその見分け方
素材 綿 プリミシマ プリマ
絹 平織 地模様入り
技法 手描き(kain batik tulis)
型押し=チャップ(kain batik cap)
コンビナシー(kain batik kombinasi)
細い線がくっきりでている 細かく描きこんでいる 表裏見分けがつかない 色数が多い
6. 服をつくる・タペストリーにするー使い方
用途 バティックは、本来は身に着けるものだが、タペストリー、額装、掛軸、屏風などインテリア系にまたテーブルランナー、クロスなどの実用品として、また服地・帯地用、袋物素材としても面白い。
たびうさぎのバティックはほとんど全て手描きの一点もの。大量生産の工業製品ではないので、色むらがあったり、色落ちしたりすることがある。
それでもなお、欠点を補って余りある布、それが手描きバティックなのではないか。
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